2016年1月4日月曜日

粟野地区公園の樹木 ― その樹皮

粟野地区公園の樹林地には様々な樹木が生育しています。
今回は、高木を中心に その樹皮を取り上げます。

市の環境課により 主な樹木にはプレートが付けられていますので、すぐに名前が分かります。

まず、常緑針葉樹から。

スギ (杉) ヒノキ科 スギ亜科 スギ属 常緑針葉樹


スギ 本種のみでスギ属を形成する単型です


ヒノキ(檜)  ヒノキ科 ヒノキ亜科 ヒノキ属  常緑針葉樹


サワラ(椹)  ヒノキ科 ヒノキ亜科 ヒノキ属  常緑針葉樹


次は、この樹林地においては 典型的な高木の常緑広葉樹である シラカシ です。
生命力が強く、林床には実生の若木が多く生えます。
常緑・低木のアオキや 常緑・高木のシロダモの若木とともに、林床を覆っていく厄介な常緑樹です。

シラカシ (白樫・白橿) ブナ科 コナラ属 常緑広葉樹


シラカシ 木肌は黒いが 材が白いのが命名の理由

以上の樹木は、一年中緑の葉をつけている常緑樹です。

この後の樹木は、様々な種の落葉広葉樹です。

クヌギ (櫟、椚) ブナ科 コナラ属 落葉広葉樹


コナラ (小楢) ブナ科 コナラ属 落葉広葉樹

シラカシと クヌギ、コナラは、常緑と落葉の違いはあるものの、どれもブナ科 コナラ属であり、ドングリの形をした果実を結ぶという共通点があります。


イヌシデ(犬四手)  カバノキ科 クマシデ属   落葉広葉樹


イヌシデ 特徴的な木肌なので 覚えやすい樹木です


以下の2種の植物、エノキとムクノキは、最新の APG分類体系では 「アサ科」となっていますが、かつての植物分類体系では 「ニレ科」となっていました。
プレートにある分類名は旧分類体系に基づいており、そのクロンキスト分類体系は現在も通用しています。
本ブログでは、APG分類体系に拠っています。

植物分類体系の歴史については、以下で簡単にまとめていますので、ご参照いただけますと幸いです。

➜  かまがや散歩 植物の分類体系


エノキ (榎) アサ科 エノキ属 落葉広葉樹


ムクノキ (椋の木) アサ科 ムクノキ属 落葉広葉樹


ムクノキ 老木と若い木は 樹皮が異なります


ハリギリは、幹に針があるので そう呼ばれています。
ウコギ科で、同じウコギ科のヤツデとそっくりな形の葉をつけます(葉の厚さは ずっと薄いですが)。

ハリギリ (針桐) ウコギ科 ハリギリ属 落葉広葉樹


以下の2種の植物は、小高木に分類されています。
ゴンズイは 秋に赤と黒の美しい果実をつけます。

ゴンズイ ミツバウツギ 科 ゴンズイ属 落葉広葉樹


エゴノキ エゴノキ科 エゴノキ属 落葉広葉樹


エゴノキ 春には 多くの白い花が芳香を放ちます


なお、以下も参考になりますので、ご参照ください。

➜  かまがや散歩 2014.11.30 秋の自然観察会 (郷土資料館 主催)