2014年10月24日金曜日

樹林地を歩く 2014年10月24日

先般、日本野鳥の会 普及室 箱田 敦只はこだ あつし氏による講演とフィールドワークからなる「トコロジスト研修会」に参加しました。
大変得るところの多い 鎌ケ谷市環境課主催の研修会でした。

得たことは、少しずつこれからの活動に活かしていきたいと思います。
教わったことの手始めとして、散策路の記録写真を定点で残すことに決めました。
そのため、今回は写真をいつもより多く撮りました。
いくつかの定点をどこに置いたらよいのか、今後検討していきます。

中央口から入ってすぐの所


中央口から少し進んだ所 散策路は 厚く落ち葉に覆われています


さらに進んだ所 この辺りの落ち葉は少ないです


散策路の最奥部 奥に向かって上り坂となっています


かつては境界木となっていた ヒノキの列


ヒノキの列を振り返ってみた景色


散策路の中に残されている樹木


エノキ広場近くの林床


エノキ広場付近の景色


南口から撮った景色

以上が 今回撮影した散策路の写真の一部です。


このあと、撮っておきたかったムラサキシキブの実を写真に収めました。

南口の近くには ムラサキシキブが美しく色づいていました

今年はナツヅタの紅葉があまり見られないようです。
植物をどう残していくのかは、今後の課題です。

緑が美しいツタ(別名 ナツヅタ、アマヅラ)


紅葉した葉 モミジヅタという別名にふさわしい


参 考 2014.10.27  我孫子市岡発戸で撮影

同科同属で、見た目もそっくりな2種の植物を観察しました。
フジカンゾウとヌスビトハギは、どちらもマメ科なので 複葉であるという特徴が共通していますが、小葉の枚数が違います。

小葉が7枚のフジカンゾウ マメ科ヌスビトハギ属


小葉が3枚のヌスビトハギ マメ科ヌスビトハギ属

小葉の枚数を計算に入れなければ、両者はそっくりです。
上の2枚の写真を見比べてみてください。

実の形や触感もそっくりです  (写真はフジカンゾウ)


散策路近くには 実生のヌスビトハギが育っていました