今年も「秋の自然観察会」が行われました。
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「広報かまがや」 2016年11月1日号 掲載 |
今年は、図書館本館3階での講話の後、貝柄山公園に移動して観察会が行われました。
講話では、「樹木観察のヒント」として、➀ 果実、➁ 落葉、➂陽樹と陰樹について、的を絞った分かりやすいお話が聴けました。
特に参考になったことを以下に載せます。
➂ 陽樹林から陰樹林への遷移
・陽樹:明るい所で育ち、成長が速い。暗い所では育ちません。
(アカマツ、コナラ、クヌギ、アカメガシワ 等)
・陰樹:暗い所でも成長できます。成長速度は遅い。
(シラカシ、スダジイ 等)
・遷移:ある場所の植生が時間とともに移り変わり、一定の方向性をもって変化する現象
伐採➜裸地➜草原➜低木林➜陽樹林➜陽樹・陰樹の混交林➜陰樹林(極相林)
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出典: 石井 実「里山の生態学」 〔 石井 実・植田邦彦・重松敏則著『里山の自然をまもる』(築地書館)所収 〕 |
樹林に何もせず放っておくと、常緑広葉樹(照葉樹)の陰樹林に遷移し、極相林化します。
極相林とは、原生林(老齢林)そのものです。
そうならぬよう人の手が加わって維持されているのが雑木林(里山)です。
貝柄山公園は紅葉がきれいでした。
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メタセコイアの並木 |
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紅葉の下を歩きながら 植物観察をしました |